お薬余っていませんか?薬局でのアフターフォローを徹底解説
2024/07/19
お薬は、医師や薬剤師の指示通り服用しなければいけません。しかし、日々の生活において飲み忘れることや調節のため余ってくることもあります。薬局ではそのような余ってきた薬を次回の処方せんを受け付けたタイミングで調整し、サポートすることができます。また、薬局でのアフターフォローは残薬調整だけでなく、薬の効果や副作用の確認や飲み方の相談なども行います。今回は、薬局でのアフターフォローの重要性と具体的な方法を解説します。
目次
残薬調整とは?
残薬調整とは、患者さまが処方された薬剤の中で、余ってしまった薬剤を、適切な方法で調整することを指します。残薬とは、例えば飲み忘れが重なり余ってしまった場合や、症状に応じて服用するため残ってしまった場合が挙げられます。薬剤師は、調剤業務の一環で残薬がある場合に、患者さまに残薬調整の提案を行うことがあります。薬局では処方元の医療機関に連絡し、必要な数を調整します。
薬局でのアフターフォローの必要性
薬剤師の役割は、医師が患者さまに処方した薬剤を正しく説明し、適切に服用することで、患者さまの健康をサポートすることです。しかし、医薬品の副作用や相互作用などの問題が発生することがあります。そのため、薬局でのアフターフォローが非常に重要です。 薬局でのアフターフォローは、処方された薬剤が適切に服用されるかどうかを確認することから始まります。薬剤師は定期的に、患者さまの健康状態と薬剤の副作用などをチェックし、必要に応じて医師に報告します。また、患者さまの疑問や質問に対応したり、健康アドバイスや健康管理の支援をいたします。薬剤師は、患者さまのライフスタイルや病歴などを考慮することで、適切なアドバイスを行います。 薬局でのアフターフォローは、患者さまの健康を維持するため非常に重要な役割を担っています。
薬局でのアフターフォローの内容
薬局が提供するアフターフォローは、一般的には医師からの処方箋に基づくお薬の受取りや提供が主な業務となりますが、それだけにとどまらず、患者さまへのサポートも行っています。 代表的なサポート内容としては、お薬の飲み方や保存方法のアドバイス、副作用についての情報提供、薬の相互作用の確認、お薬手帳の記載や確認などが挙げられます。 また、薬局によっては、在宅医療のサポートや終末期の患者さまへのお薬の配達なども行っており、地域の医療ニーズに対応することで、より高品質な医療サービスを提供しています。 これらのサービスは、患者さまの健康をサポートするだけでなく、医療機関との連携を通じて、より良い医療環境の形成につながるものと言えるでしょう。
自分自身でもできるアフターフォローの方法
薬局におけるアフターフォローとは、医師から出された処方箋の調剤後に、患者さまが適切に薬を服用できているかや、薬の副作用が出ていないかなどを確認し、患者さまにとって最適な医薬品の利用をサポートすることです。 アフターフォローは、薬局の薬剤師に任せるだけではなく、ご自身でも行うことができます。まずは、医師から処方された薬の名称や量、用法、副作用などをよく理解しましょう。薬の成分や飲み合わせによっては、副作用が出ることもあります。そのため、自分自身で副作用に気づいた場合は、直ちに薬局にお電話いただくか、担当の薬剤師に相談してください。 また、処方された薬を飲み忘れた場合も、薬の効果が発揮できず十分な治療ができない可能性があります。そのため、お薬は決められた用法で適切に服用しましょう。 症状の改善が見られた場合でも、指示通り続けることが大切です。自分自身でアフターフォローを行うことは、服薬状況や体調の変化に早期に気づくことができ、医師や薬剤師との相談もスムーズにできます。まずは、お手元の薬が正しく服用できているか?余っている薬はないか?確認してみましょう。